クリアしました:"BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣"
前回のアレを見た方に取ってのプレイ・イントロダクションとしてはあんまり良くないんですが、今回は総評を入れてるのでネタバレ含みます。(最重要箇所は一応伏せ字ぐらいにはしておきます)
BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣 - PS4
- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- 発売日: 2017/03/30
- メディア: Video Game
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ネタバレ有りなので前略は少なめに。
前提としては
・ガスト作品は割とRPGとしては戦闘難易度は低い
・その分イベント重視
・マルチエンドの条件がはっきりしている(今回は対象外)
など。
(1) 僕がこれを買った理由
www.famitsu.com
このCGで世界を歩き回れるって事実が五臓六腑に染み渡った。
(更に言うとガストだからそんなに重くならないだろうなという期待も込め)IFやCH聞いてるか?おめーのことだよ
この画像見てやる気出ないオタクおるか?
多分童貞か不感症かキチガイかJ先生でしょ。
そんな感じで即時予約。
(2) ファースト・プレイ・インプレッション
ちょっとCGがカクつく以外はおおむね予想を裏切らなかったので、地球ヤベエ。俺の先見の明やべえ。となりました。
PS4プロだと解消されてんだろうか。プロユーザの感想求む。
(3) クリア後
ネガティブ意見は鼻につく上に都合良く解釈され、聞いた事も無い悪意を込められる事が多いので、しっかりとハシゴを外した上での意見にしておく。
1. 説明は少ない
・日菜子だけリフレクター時に右目がライトグリーンカラーになることについては、特段の説明無し。(残り二人と比較して純粋なリフレクターであるということぐらいだが、二人はそもそも日菜子をリフレクターとして選んだ立場なのだから鶏と玉子どっちが先だって話になる)
・『二人』の正体については話が後半になって、幕間として少し差し挟まれた感じ。察しの良い人(僕含)はすぐに気付きそうだから、妥当なタイミングなのかなという感じ。
2. 背中を『蹴る』のは一人だけ
・1の二件目とは別に「正体」がある人間が居るが、結局それが最後の最後、大きな決断を下すときに際して、主人公の背中を蹴る(押すのは12人全員)役割を背負う。キミだけが泥をかぶるのは何か色々重荷だな、とか。
・他の子は基本的に日菜子に対してイエスマンなので(約一名例外あるが)、複雑さを極力取り除いたデザインなのだろうか、という感想。
3, 日菜子の「これから」が欲しくなる
白井日菜子は結局足は治らないが、一つだけ、違う願いを叶えて貰えた。それは可能な範囲で、一番悲しくない結末である。彼女はこれからどこへ向かっていくのか。何をしたのかについては、エンディングロールで学園祭のスチルが出てくることで描かれ、そして終わっていく。そう、物語はここで閉じるほか無いのだ。後の話は全て冗長にしかならないし、日菜子は「必ず苦しむ姿を見せていく事になる」。それはユーザーの求めるものではないだろう。だから、もどかしいけど仕方がないという諦念の域になってしまうのは、クリアした人達なら共感してくれることだろう。
4.ガストサウンド?
本作のBGM担当は浅野隼人。僕は知らなかったが、詳しい人ならアトリエのBGM補佐とかしてた人と言えば浮かぶかもしれないという感じ。
とにかく長時間耳に入ることを考え、浅野がこだわり抜いたBGMは、全てが必聴の域にある。出来れば、サウンドトラックだけ単体で売っても十分に僕は推せると思っている。なお、曲のタイトルが時々危ない匂いがする(オーバードース、ハルシネーションなど。ただ、そういうタイトルであるほど良曲の傾向がある)(酷いものだと「死にたい」など直球な感じのものもある)
尚、この後浅野氏はコーテクを退社している。作業がよほど辛かったのだろうか
4. 結論――最適化されたシナリオ
総評から言えば、「意欲作としては高得点」。アルトネリコの例がありながら何が意欲だと言う奴も居るだろうが、そういう重箱の隅は僕が殺しておくので問題ない。
シナリオは最適化され、平たく言えば「閉じている」。それ以上でも以下でも無い。それから先は望まないし、作らなくていい。それは、どこか別の世界の美少女RPGがになってくれる役割だろうと、期待している。
期待しているからこそ、完璧な充足では無いという評価である。
簡単に言えば「満足はしてないけどそれは理解された不満だから、次回作で同じようなことされても別に怒らないよ。DLCで後日談とかそういう下らない真似も要らないからね」ということです。
それではまた別のゲームで。